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見取り算⑤|繰り上がりの足し算
5を作る足し算で、一の位の計算はできるようになります。
次のステップとして、繰り上がりのある足し算を習得します。
例えば、8+6のように、一の位だけでは足せない時に、繰り上がりを行います。
5珠を使う足し算でややこしく感じる方もいらっしゃいます。
この繰り上がりもややこしく感じるでしょうが、繰り上がりまでやっておけば、見取り算はほぼほぼできるようになるので、がんばっていきましょう♪
というのが基本的考えになります。
具体的にいくつかの足し算を例にとって説明していきます。
8+9の計算
8をおきます
9を足します
9を足そうにも、一の位に6は入りません。
そこで繰り上げを行います。
9にいくつ足せば10になるかを考えます。
1です。
その1を一の位から引きます
代わりに、10の位に1を足します(繰り上げ)
答えは17になります
35+87の計算
2ケタ以上の計算は位の大きい方から計算を行っていきます。
この35+67では、10の位が大きいので、10の位から計算を行っていきます。
35をおきます
87の8を十の位に足します
8を足そうにも、十の位に8は入りません。
そこで繰り上げを行います。
8にいくつ足せば10になるかを考えます。
2です。
その2を十の位から引きます
代わりに100の位に1を足します(繰り上げ)
次に1の位の計算(5+7)をします。
一の位に7を足そうにも、一の位に7は入りません(下図、緑枠)
そこで繰り上げを行います。
7にいくつ足せば10になるかを考えます。
3です。
その3を一の位から引きます
(ここの計算は5を使う引き算にて説明していますので、分からない場合は、こちらをご覧ください。)
代わりに10の位に1を足します(繰り上げ)
答えは122になります
5珠の時ど同様、私はもう、暗記した方が速いのではないかと思います。
「あっ、この足し算は、繰り上がるな!」と気づいたら
+1の時は、9を引いて10を足す
+2の時は、8を引いて10を足す
+3の時は、7を引いて10を足す
+4の時は、6を引いて10を足す
+5の時は、5を引いて10を足す
+6の時は、4を引いて10を足す
+7の時は、3を引いて10を足す
+8の時は、2を引いて10を足す
+9の時は、1を引いて10を足す
という暗記です。
これが速いのではないかと思います。
あくまで私の考えで、ちゃんとしたそろばんの先生から怒られるかもですが、独学なのであしからず…